「名探偵コナン」の犯人の怒りの感情を、アンガーマネジメント視点で解説してみる

名探偵コナンが好きな、アンガーマネジメントファシリテーターが、犯人の「怒りの感情」について解説してみます

589~590話 最悪な誕生日

あけましておめでとうございます、かっつんです。

早いもので、2019年になりましたが、

皆さんの今年の目標は何ですか?

私の目標は、とりあえずこのブログを、ある程度の更新間隔で継続する事ですかね。

さて今回も犯人考察やっていきます。

 

▼589~590話 最悪な誕生日

事件ファイル|名探偵コナン

今回このお話を選んだのは、私の誕生日が近かったからです。

ちなみに私の誕生日も、最悪とまではいかないですが、しんどかったですねぇ

新幹線がとても遅れたり・・・

 

このお話では、小五郎さんと英理さんの関係が中心ですよね

毛利家の夫婦生活は、今後どうなっていくのやら・・・

早く別居解消すればいいのに、あのイチャイチャ夫婦

 

そんなお話ではありますが、あえて犯人の怒りの感情について考察してみます。

今回は以下の2軸で考察します。

・第一次感情

・怒りの衝動

 

▼犯人の第一次感情

・妻に嘘をつかれていたことへの不満

・妻に大好きなミニカーについて批判されたことへの悲しさ

・妻からのプレゼントに秘められた気持ちに対する虚しさや後悔

殺害された妻には、一部同情しかねる部分がありますよね。

資産家だった犯人のお金欲しさ嘘をついたり、

”お金だけ残してさっさと死んで”という趣旨の発言もありますので。

犯人のネガティブな感情が大きくなるのもわかります。

 

またこれら以外にも、

・妻と喧嘩したことへの罪悪感

・妻が部屋を出て行ったことへの不安

・妃弁護士に迷惑をかけていることへの罪悪感

このような感情を持っていた可能性があります。

 

犯人がコナンくんに、

「一番好きなミニカーは?」と聞かれたときに、

事件が無かったときに答えたであろう車は、

殺害した妻からもらったミニカー、という推理が作中に出ますが、

単純に車として好きという感情とは別に、

妻から貰ったものだから好き、という特別な感情もあったかもしれません。

2人で旅行で静岡に来ている点を含めても、

なんだかんだ妻のことを好きだったことが窺えるので、

罪悪感や心配という感情があってもおかしくありません。

 

人間は1つの出来事でも複数の感情を持ちます。

それはネガティブな感情だけでなく、ポジティブな感情も同じです。

なので、この犯人の中にもいろんな感情があったんだと思います。

 

▼怒りの衝動

今回の犯人は、妻からの

「あれはジェームズ・ディーンが事故って死んだ車!

つまりさっさと金だけ遺して死んでくれる?って意味なわけ!!」

という言葉に対して激高し、

”衝動的に”妻を殺害してしまいました。

アンガーマネジメント的に見ると、この衝動的な行動は非常に良くないです。

理由は、怒りによる衝動的な行動は、後悔に繋がりやすいからです。

 

衝動的な行動の例としては、

売り言葉に買い言葉や、手が出てしまう、物を壊してしまうというものです。

皆さんも経験はありませんか?

あんなこと言わなければよかった、

物に当たらなければよかった、という後悔をした経験。

これらは衝動的に行動した結果、後悔してしまったパターンです。

 

今回の犯人も同様に、殺害したへことに後悔したのでしょう。

犯人は殺害後、不可能犯罪に見せかけるために手を打っています。

それは”逮捕されたくない”という感情からきているのでしょう。

逮捕されたら、わかりやすく後悔しますからね。

 

もしここで犯人が、衝動的な行動を取らなければ、

例えば離婚することで、犯人が後悔しないような選択ができていたかもしれませんね。

殺害後の隠ぺい工作は非常に”理性的”だった故に、

冷静に物事を考える能力のある方のように見えるので。

 

 

怒りの感情は、本当に後悔に繋がりやすいです。

このお話についても、もっと書きたいことはありますが、

それはまた、別のお話で書きたいと思います。

何の参考にもならないかもしれませんが。