「名探偵コナン」の犯人の怒りの感情を、アンガーマネジメント視点で解説してみる

名探偵コナンが好きな、アンガーマネジメントファシリテーターが、犯人の「怒りの感情」について解説してみます

616~621話 ホームズの黙示録 前編

こんにちは、かっつんです。

アニメの名探偵コナン、2週続けてのスペシャルが放送されましたね。

京都への修学旅行、

蘭姉ちゃんと新一くんがもうあれでこれで、

見てるだけで恥ずかしくなりましたよ!笑

 

服部くんは相変わらず新一くん好きすぎだと思います。

はっぱちゃんとの関係はどうなるのやら。

 

世良ちゃん関連の話も動き出しそう、

そんな伏線も最後にありましたね。

今後の展開が楽しみですが

今回も犯人考察やっていきます。

 

▼616~621話 ホームズの黙示録

事件ファイル|名探偵コナン

修学旅行では、蘭姉ちゃんが新一くんに告白されていたことで

ちょいちょいいじられていましたが、

その告白したときの、ロンドンでの事件です。

 

今回は以下の2軸で考察します。

・コアビリーフ(価値観の辞書のようなもの)

・怒りの特性

 

▼犯人のコアビリーフ

・全ての人は、自分の母親は守るべき、助けるべき

今回の犯人は、コナンくん達がロンドンに来る前から、連続殺人を犯しており、

そのきっかけとなっているのは母親の死です。

病気となり、助けられなかった母親の死の原因(と犯人が考える対象)を

殺害していることから、

この価値観を裏切った人々に危害を加えています。

 

 

またミネルバの母親が殺害されそうになったことも、

この価値観出ているのではないでしょうか。

からミネルバが試合に負け、ブックメーカーで大損し、

犯人の母親の手術費用を工面できなくなった、

この際の敗因は母親が応援に来なかった為と犯人は理由づけをしております。

ミネルバが(犯人がブックメーカーで賭けた)試合に負けたこと

ミネルバの母親が、(犯人がブックメーカーで賭けた)試合の応援に来なかったことが

犯人の母親を助けるべきという価値観を裏切った、と理由づけしたのでしょう。

 

※(犯人がブックメーカーで賭けた)としている理由は、

犯人はブックメーカーで賭けていない試合にミネルバが負けたとしても、

怒らないであろうことが推測できる為です。

 

コアビリーフについてはまだまだ書けるんですが、

長くなりすぎるのでこの辺でやめておきます。

これは私の専門外ですが、おそらく犯人は精神的に幼かったのではないか、

そんな気がしています。

 

▼怒りの特性 【矛先を固定できない】

怒りの感情で、なかなか矛先を固定できないんです。

解りやすく言えば八つ当たりです。

皆さんもそんな経験はありませんか?

怒っている本人は理由が明確であるつもりでも、

八つ当たりされている側は本当に理不尽なんですよね・・・

 

今回の犯人も、手術費の為にお金を貸した友人や、

ブックメーカー等のギャンブルを勧めた知人やその家族、

母親の手術を断った病院を破壊する、

ブックメーカーで賭けた試合に負けたテニス選手とその母親と、

本当に矛先が固定出来ていません。

 

これが怒りの性質なんです。

怒りの感情を上手くコントロールできないと、

理不尽に怒りをばら撒き後悔する結果になってしまいます。

今回の犯人も、(イギリスには死刑が無い為)おそらく終身刑となり、

塀の中で後悔するのではないでしょうか。

 

 

こうやって書くと怒りの感情が悪いように見えてしまいますが、

決して悪い感情ではありません。

 

例えば今回の犯人と同じように、母親が病気となり助からなかったとしても、

同じような病気の人をこれ以上不幸にさせたくないと、

医師になる方もいらっしゃいます。

その方は、怒りの感情を上手くプラス方向に働かせていると言えるでしょう。

なので、付き合い方が本当に大切なんです。

 

犯人の怒りの感情については、

本当はまだまだ書きたいですが、以上と致します。

次回、また別の人の怒りの感情を解説してみますね。

何の役にも立たないかもしれませんが。