「名探偵コナン」の犯人の怒りの感情を、アンガーマネジメント視点で解説してみる

名探偵コナンが好きな、アンガーマネジメントファシリテーターが、犯人の「怒りの感情」について解説してみます

11話 ピアノソナタ「月光」殺人事件

やっほーかっつんです

第2回目のコナンの犯人考察やってみます!

 

今回のお話はこちら

▼11話 ピアノソナタ「月光」殺人事件

事件ファイル|名探偵コナン

 

容疑者が自殺してしまった唯一の事件です。

その為、コナンくんにとっても忘れてはならない事件になりました。

どんなお話しか気になる方は、観てみてください

今はDVDが無くても○TVとかいろいろで観れますからね

本当に便利です。

 

今回は以下の3軸で考察します。

・第一次感情

・コアビリーフ(価値観の辞書のようなもの)

・怒り方の特徴

 

▼犯人の第一次感情

・家族が亡くなったことへの寂しさ、つらさ

・罪を犯してしまった自分自身への罪悪感

 

▼犯人のコアビリーフ

・殺人を犯すべきではない

 

特徴的なのは、犯人自身にも、ベクトルが及んでいる点です。

「殺人を犯すべきではない」という価値観が、犯人自身にも及んでいることが、

殺人現場に毛利小五郎を呼んだ事や、

最期コナンくんにに感謝の暗号を伝えていることから予測できます。

犯人自身は、コナンくんが言う通り、止めてほしかったんでしょうね

 

▼犯人の怒りの性質

・持続性がある怒り

例えば、怒る時に怒鳴る人は、傍から見たときに、

あぁこの人は怒っているんだな、とわかりやすいですが、

今回の犯人には、わかりやすく怒っている描写はありませんでした。

 

ただ今回の犯人は、怒りに持続性があるように見えます。

わかりやすく言うと根に持つタイプです。

過去(家族を殺されたこと)と未来(どう復讐するか)を見て、

今現在を見ていません。

家族を殺されて根に持たない人はいない、というご意見があるかもしれませんが、

アンガーマネジメント的には、

持続性のある怒りであり、後悔に繋がりやすい怒りです。

現に自殺する直前、父からの手紙を

「もっと早く見つけたかった」という言葉や、

「もう手が汚れてしまっている」との言葉から、

殺人を犯したことを後悔してることが窺えますので。

 

 

今回の事件は、コナンくん自身には、

「犯人を自殺させるべきではない」

というコアビリーフが生まれるきっかけになった事件でもありました。

 

また気が向いたら違う事件の考察をしてみます。

なんの参考にもならないかもしれませんが