540~541話 毛利小五郎探偵廃業の日
こんにちは、かっつんです。
お正月が明け、気が付けばいつもの日常に戻っていますが、
皆さんはいかがお過ごしですか?
私は寒さ故に毎朝布団から出るのが億劫で、
結果焦って支度する、そんな毎日を送っております。
なんであんなにお布団から抜け出せないんですかね・・・
さて、今回も犯人考察やっていきます。
▼540~541話 毛利小五郎探偵廃業の日
私はどうやら小五郎さんが活躍するお話が好きみたいです。
映画も水平線上の陰謀とか好きなので。
この話の小五郎さんは、カッコイイし応援したなる。
そんなお話の、犯人の怒りの感情について考察してみます。
今回は以下の2軸で考察します。
・第一次感情
・原因志向と解決志向
▼犯人の第一次感情
・妻が闘病の末、詫びながら亡くなったことへの悲しさや虚しさ、罪悪感
・5年前の事件の犯人への恨み
妻の死、さぞかし無念だったと思います。
闘病でつらかったはずなのに、最後まで謝罪の気持ちにさせてしまったこと。
そして5年前の犯人の不意な自白。
怒りの感情には一定の理解を示せます。
また、作中にはありませんでしたが、こんな感情も持っていたかもしれないです。
・警察官として、5年前の犯人を捕まえられなかった自分自身への後悔
もしかしたら5年前の段階で、犯人を捕まえられたのではないか、
それが出来なかった自分に対して、不甲斐なさを感じていた可能性はありますね。
▼原因志向と解決志向
警察の仕事って、「原因志向」ですよね。
殺人事件が起きれば、誰がやったのか、どうして事件が発生したのか、という
事象の原因を追究する、それが警察官ですよね。
それに対して、アンガーマネジメント、怒りの感情と上手く付き合う技術の理論背景は
「解決志向(ソリューションフォーカスアプローチ)」なんです。
この解決志向は、現状の問題を解決する為にはどうするか、という考えで、
原因志向とは対極と言えるものです。
今回の犯人は元警察官だからこそ、
現状の陥った状況から、これからどうするか、ではなく
現状の陥った状況の原因に目を向けてしまいました。
そしてそれが復讐に繋がってしまったのではないかと考えております。
最後の小五郎さんが犯人を助けるシーン、
あのタイミングで犯人は、やっと、「これから」に目を向けることができた、
そんな気がしてます。
決して原因志向が悪いなんて言うつもりはないです。
作中に出てきたパンのクレーム、これの対処なんかにも、原因志向は必要ですから。
ただ、怒りの感情と上手く付き合い、不必要な怒りで後悔しない為には、
解決志向(ソリューションフォーカスアプローチ)の方がいい、という話です。
今回の考察はこれで終わりです。
今、アニメでは蘭姉ちゃんと新一くんがラブラブしてるので、
次は、過去の2人が関わった事件を取り上げたいと思ってます。
何の参考にもならないかもしれませんが。